VirtualenvでPythonの仮想環境を作成する(Mac)

VirtualenvでPythonの仮想環境を作成する(Mac)
  1. はじめに
  2. Virtualenvをインストール
  3. 仮想環境を作成する
  4. 仮想環境の削除方法

動作環境

  • Mac 10.11.6

はじめに

Python本体の実行環境をコピーして作った実行環境を仮想環境と言います。
この仮想環境内にパッケージなどインストールしてもPython本体や他の仮想環境には影響を与えません。
不要になれば仮想環境を削除するだけとやり直しも簡単です。
仮想環境を作成するモジュールは”Virtualenv”と”venv”があります。
“venv”はPython3に標準ライブラリです。Python2で使用するには”Virtualenv”が必要となります。

Virtualenvをインストール

Python3で開発する場合は、標準モジュールの”venv”で仮想環境を作成できるので、ここは読み飛ばしてください。​

以下のコマンドでVirtualenvをインストールします。
python2はpip、python3がインストールされている場合は、pip3を使います。

$ pip3 install virtualenv

仮想環境を作成する

仮想環境は特に指定しなければホームディレクトリ直下(Users/[ユーザー名])に作成されます。
Pythonの開発環境ということが分かりやすいように”Python”フォルダを作りその中に仮想環境を作っていきます。

Virtualenvを使った仮想環境の作成方法

仮想環境を作成するコマンド。
$ virtualenv [仮想環境までのパス]/[仮想環境名]

例えば"py37env"という名前の仮想環境を”Python”フォルダ内に作成するには、次のコマンドを実行。

$ virtualenv python/py37env

venvを使った仮想環境の作成方法

仮想環境を作成するコマンド。
$ python3 -m venv [仮想環境までのパス]/[仮想環境名]

例えば"py37env"という名前の仮想環境を”Python”フォルダ内に作成するには、次のコマンドを実行。

$ python3 -m venv python/py37env

これで指定した場所に仮想環境名でフォルダが作成できていると思います。

仮想環境の削除方法

仮想環境が不要になったらディレクトリごと削除すればOKです。

$ rm -rf [仮想環境名]
または
$ rm -rf[仮想環境までのパス]/[仮想環境名]

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